新郎新婦やゲストが安心して、思い出に残る特別な時間を過ごせるように、結婚式場サイドもコロナ対応として様々な対策を実施しています。まず密を回避するために、館内の換気をきちんと行っているかどうかを確かめましょう。新郎新婦の入退場以外は扉を開放したり、個室は原則開放する結婚式場も多くあります。換気は機械設備が行うかどうかも、事前に確かめておくと安心です。
スタッフからコロナの感染が広がらないように、出勤時の検温や手指の消毒、マスクと手袋の着用などの対策が導入されています。館内の扉の取っ手やいすなどの消毒も徹底して行われているので、もしゲストに無症状のコロナ感染者がいたとしても、他のゲストや従業員たちが感染するリスクを下げることができます。
新型コロナは飲食店などで感染が広がることが指摘されていますが、結婚式場でも当然料理が提供されるので不安に感じる人もいるかもしれません。結婚式場側はサービススタッフの消毒や、個別の皿に盛るなどの対策をとっています。
2020年に新型コロナウイルス感染症が流行するようになった後は、出席者から感染者が出ることを防ぐのを目的として、予定していた結婚式を延期して式場の予約をキャンセルするカップルが多数出るようになりました。
今後流行の終息が見通せるようになるまでは、このような理由での結婚式場のキャンセルが出続けることが予想されます。そこで気になるのが、コロナを理由に式を延期する場合の結婚式場のキャンセル料ですが、式場の運営会社ではいったいどのように扱っているのでしょうか。
疫病禍を理由に結婚式場の予約をとりやめる場合のキャンセル料は、挙式を行う時期が政府の緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の適用期間と重なっているかどうかで決まります。
もし、適用期間から外れていれば通常通りに料金を請求されますが、期間内であれば、結婚式場が休業の対象になっていれば違約金無しでキャンセルができる可能性が高いです。また、休業対象に式場が入っていなくても、出席のとりやめが相次いで、出席者数が見込みよりかなり少なくなって式の成立が困難になった場合も、やむを得ないとみなされ、キャンセル時の違約金は請求しない、もしくは規約より少ない金額となる可能性があります。